投稿 September 20, 2023
韓国・キャッシュレス決済
韓国で便利に使えるというキャッシュレス決済手段 WOWPASS、ワウパスは仁川空港などで発行できるカードのようです。
このカードには円で入金でき、店舗でのキャッシュレス決済ができる上、鉄道にも乗れ、
まずは公式サイトを探します。
日本語で書かれたページは WOWPASS のようです。
この画像にもあるように、まずはお店でのキャッシュレス決済ができます。 クレジットカードだと悪用されたり、紛失時に面倒だったり、あるいは使い過ぎであとで困る、ということもありますね。
Tmoney と書かれているのは、地下鉄などの交通機関で使える、ということのようです。 日本でいうところの交通系 IC、Suica などの機能を持っている、と。 この機能は大変嬉しいですね。 「韓国ソウル中心部でメジャーなグルメを堪能！」 では Tmoney カード を購入してチャージ、余った分は次回に使う、というイメージでしたが、 この WOWPASS が使いやすそうなら、WOWPASS を選ぶべきでしょう。
また、円で入金できるということで、両替にも使えるようです。 レートにもよりますので、現金入手と比較してみたいと思います。
韓国ウォンのレートをウォッチ
空港で並んだりせず、クレジットカード決済のタイミングにもよらず、
事前に、自分の選んだ良さそうなレートで韓国ウォン現金を入手するため、定期的にレートをチェックしています。
WOWPASS のページを眺めるだけでも、便利そうであることに間違いありません。 ただ、入手に時間がかかるとか、手間がかかって難しいとか、チャージ場所が少ないとか、そういう場合は除外ですから、 メリットを確認する前に入手方法を確認です。
サイトの一番下、「WOWPASS の使い方」にある 5 つのステップの 1 で入手方法が示されています。 自動的に流れていますが、ここから詳細にリンクされているわけでもなく、止めることも戻ることもできない不親切設計です。
まずは何より、ここから詳細ページにリンクされていないのが残念でたまりません。 どこに「無人両替機」があるかは、別途調べる必要があるわけですね？
事前情報では、ソウルからは遠い
では実際にはどこにあるのかと言えば、 「ロケーション」 に書かれています。
例えば仁川空港で見ると・・・AREX 鉄道駅の第 1 ターミナル駅改札内、および第 2 ターミナル駅「ゲート内」に各 1 か所。 「至るところに」ではない上、鉄道のチケットが必要であり、さらに「現金引き出し不可」と書かれていて、 なんだか全然便利ではなさそうなんですけど。
実際には金浦空港を使いたいので調べてみると、地下鉄駅のロッテモール方面と、ロッテシティホテルにあり、 特に制限もないようですから、明らかにこっちのほうが便利です。 地下鉄駅の詳細はこちらです。
ソウルに行くなら少なくとも一度は行くであろう
クリックすると さらに詳細 が表示されますので確認すると、ウォンを外貨に戻すことはできないようです。 一覧表の表記が統一されていないのでしょうか （もしかすると仁川空港ではウォン現金を出せず、そう明記されていない機械ではウォン現金を出せるのかもしれません）。
わかることは、日本円の場合は 1,000 円、5,000 円、10,000 円対応となっているので紙幣のみですね。 2,000 円札は非対応のようです。
アメリカドルなら $100、$50、$20、$10 と対応しており、$5 と $1 は除外ですが、もし手元に残っているドル紙幣があれば両替できますね。 ユーロや中国元、台湾ドルに香港ドル、シンガポールドルほかかなり多くの外貨に対応しています。 受付紙幣は限られますが、アジア系のお金、タイバーツとかフィリピンペソなども使えます。
駅以外でもロッテホテルソウルやロッテシティホテル明洞のほか多くのホテル、
あとはロッテワールドとかですけど、調べにくいので、行く場所を選んで検索する手順が良いかと思います。
事前情報では、発行にはパスポートが必要ということなのですが、 トップページから見えるところに発行のためのリンクは見えません。
なんだかとにかく SIM カードをセットにした「空港セット」を買わせようと必死すぎて、 基本的に情報を提供するつもりがないウェブサイトの作りは腹立たしいです。
機械のほうの説明をしている WOW Exchange のヘルプのページに、 使用方法 へのリンクが見つかりました。
1. 外貨を売るのか、買うのかを選択
2. 両替通貨選択
3. パスポート認証
4. 紙幣投入
5. 両替金額とパスポートを受け取る
この手順が YouTube 動画として提供されています。
が、通貨の選択の部分が謎な上、現金を受け取っているので WOWPASS カードの発行やチャージをしていません。 それはそれで両替には使えますが、硬貨がでるか不明ですのでレートが心配になります。
本日 2023 年 9 月 20 日のレートは 100 円で 871.91 ウォンとトップページに表示されています。 Bing で検索すると、100 円で 899 ウォンですので、手数料は 100 円につき 28 ウォン、およそ 3 円です。 ちなみに日本で現金を入手できる GPA で調べると、10,024 円で 80,000 ウォン、約 100 円で 800 ウォンですから、これよりは良いですね。
公式サイトではもはや詳細がわかりませんから、 OnTrip JAL の記事を参考にすることにします。 「韓国旅行の新定番！ キャッシュレスでおトクな旅を叶える WOWPASS の活用法」 で、2023 年 7 月版です。
基本的には事前にアプリをダウンロードしておき、先ほど調べた WOW Exchange の機械の前に向かいます。
あとは画面に従い、「WOWPASS カード」、「新規カードを発行」と進み（ここでリチャージや現金引き出しもできるようです）、 入金する外貨の種類「JPY」を選び、パスポートのスキャンです。 もしかしてパスポートをスキャンするということは、円以外の通貨を選ぶとパスポートスキャンで引っかかるかもしれませんね。
おお、デポジットなのかカード発行費用なのか、5,000 ウォン、約 500 円を引かれるようです。 言い訳として、交通カード Tmoney だと 4,000 ウォンだから実質 1,000 ウォンだよ、と言っています。 使いたいなら避けられません、仕方ありません。 日本の Suica のようにカードを返却したら戻してくれるかは、わかりません。
同意するとチャージですが、 「Tmoney（交通費決済）に使う金額は別途現金でチャージが必要」 と表示されているようで、1 つの残高から使うわけではなく、単にカードが 1 枚なだけで、Tmoney 残高は別扱いになっているようです！ なんだよ〜、最大級のメリットなのかと思ったら、それはないでしょ！
WOWPASS 熱は一気に冷めましたが、まだ両替機としては便利そうなので、読んでおきます。
さらに Tmoney カード残高へのチャージはこの機械ではできず、ウォン現金が必要であり、駅券売機などに行く必要がある、と。
さらにさらに、まあ一連の操作の一環ではありますが、アクティベーションが必要である、ということです。
JAL の記事では約 10 分かかりました、と。いや〜、2 人なら 20 分、4 人家族でそれぞれ作ろうとすると 40 分。 それに明洞で操作するなら空港からそこまでには Tmoney 使えませんし、何台あるかわかりませんけど、 駅でも空港でも、そんなに占有するなら「待ち行列」ができるかもしれませんし、 先客がいれば、海外旅行での 40 分とか、超長時間の待ちが発生しますけど！ 操作に戸惑えば、もっと時間がかかるかもしれませんし。
ああ、なるほど、それを見越して公式サイトが SIM カードとセットになった「空港セット」の予約ばかりをプッシュしてるのですね？？
「空港セット」についてはまたあとで調べるとして、とりあえず発行はできました。
引き続き OnTrip JAL の記事 「韓国旅行の新定番！ キャッシュレスでおトクな旅を叶える WOWPASS の活用法」 を参考に、調査を進めます。
ショッピングモールや免税店で使えるのは当然であるとして、レストランやカフェ、タクシーでも使えるようです。 コンビニも OK ということですから、少なくともローカルな店でなければ大丈夫そうですね。
屋台は一部のキャッシュレス対応店を除いて現金となるようで、それは納得できます。
「Tomeny で決済」という手段もあるようですが、残高管理が難しくなりますね。 なにしろ WOWPASS と Tmoney の残高は別枠ですから。
あとは注意点として、WOWPASS の有効期限は 6 年間のようです。 発行から 6 年で、残高はチャージ日から 6 年ということで、「6 年に 1 回でも利用があれば」のようなシステムではなく、 残高があっても失効し、カード再発行を行って残高を引きつぐ必要があるようです。 カード再発行手数料がかかる模様です。 6 年あれば十分かと思うかもしれませんが、私はそうは思いません。 「6 年に 1 回でも利用があれば、そこから 6 年」がベストだと思います。
公式サイトで宣伝されているとおり、帰国時に残額はウォン紙幣で引き出しできるものの、 手数料もかかり、10 万ウォン、約 10,000 円弱までに制限されており、 また仁川では出金できないということですので、現実的には次回の旅行までしまっておく、になるのでしょう。
ということは、とりあえず到着したら WOWPASS にチャージして、必要に応じてウォンの現金を ATM 的に引き出す、はお金の無駄になるわけですね？
公式サイトからこういう情報を知りたかったな〜。
公式サイトでは、どういったお店で使えるのかもわかりません。 どうやらカードリーダーがある、つまりクレジットカード決済ができるならどこでも使えそうな気配です。
そこに心配はあまりなさそうです。
WOWPASS は旅行者にとって夢のようなカード、というイメージは完全に崩れ、 両替に便利な、Tmoeny カード一体型というメリットだけが残った感じですけど、 WOWPASS 公式サイトがこればかりを買わせようとする「空港セット」は、便利なのでしょうか？
詳細は 「オールインワン WOWPASS 空港セット」 に書かれています。
まずは今年、2023 年中ならイベント割引価格になっているということです。
WOWPASS カード代が 1,000 ウォン割引の 4,000 ウォン、これで Tmoeny カードと同一料金になったと思われますから、まあ、なくはないですね。
セットの SIM カードが 10% オフだそうですが、どれぐらいの料金かはここではわかりません。 SK テレコムで、eSIM または USIM て提供、3、5、10、20、30 日から選べるようです。 eSIM はスマホに契約情報を設定するだけで物理的カードがない SIM だとして（対応機種が必要）、USIM は？ どうやらいわゆる物理 SIM にメモリを搭載したタイプのようです。 物理 SIM カードだとその契約専用になりますけど、USIM だと使いまわせるみたいなイメージらしいです。 便利で不便な雰囲気ですね。
Tmoney 残高が 10,000 ウォンついている、これは割引ではありませんが、 仁川直通列車を 18% 割引でセットにできるようです。
で？
受け取りは SK テレコムのカウンター、仁川空港第 1 ターミナル、第 2 ターミナルと金浦空港のみです（2023 年 9 月現在）。 仁川、金浦空港があるなら、まず不便はないでしょう。
アプリで予約して空港で受け取り、WOWPASS にチャージしたら使える、これはいいでしょう。
予約は 1 日前までで、SIM カードによる着信はできるものの、発信は準備中であり、順調なら今はもう発信可能とされています。 私は基本的には発信しませんので、データ通信だけできれば OK です。 データ通信量は無制限で、テザリングも可能と書かれていますが、 空港セットで WOWPASS を予約すると SIM もセットになってしまうので、複数人の場合は何か工夫が必要ですね。
肝心の販売価格は、どうやらこの PC で見ているウェブサイトからはわかりません。 アプリをダウンロードして、予約ページに進まないといけないのでしょうか？
なかなか確定的な情報は見つかりませんが、 まずは空港セットで発行された、残高 0 ウォンの WOWPASS は、最初にアクティベートする必要があるようです。 WOW Exchange の機械で、チャージする前にアクティベートする操作を行うのでしょう。
公式ではありませんが、3 日間の SIM 付きの価格は 30,200 ウォン、5 日間だと 38,800 ウォンらしいです。 10,000 ウォンの Tmoney 残高と 4,000 ウォンの発行手数料が含まれていると思われますので、 実質それぞれ 16,200 ウォン、24,800 ウォンが SIM 料金です。 円で言えばおよそ 1,800 円、2,750 円ですので、まずまずですね。 正確な金額はアプリで予約時に確認するしかなさそうです。
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上の広告の左側、1 日の通信量に制限があるもののデータ通信を安く済ませたいなら半額ぐらいで済むわけですね。 右側のものがセットの SIM と同等と思えますが、これだとほぼ同じ金額になっています。
街中での WOWPASS カード発行の手間と時間を考えると、認めたくはありませんが、空港セットは損がないように思えます。
実際に行く日が来たら、空港セットを予約することになりそうです。
家族や友人で同一行動なら 1 セットにして、残りの人数分だけ Tmoney カードを買うかな。
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